テーマ別トーク♯3 Culture & Resilience
テーマ別トーク♯3 Culture & Resilience
日時:8月18日(火) 18時30分~19時30分
会場:zoom
N2/LABキックオフイベント4回目の今回は、キックオフイベントの最後の締めくくりとして、「Culture & Resilience」をテーマに皆さんと議論しました!
錦二丁目では、2010年から2016年にかけて、あいちトリエンナーレのまちなか会場として、地域におけるアートとの連携を積極的に進めてきました。その結果、今もアートやカルチャーに関する活動がまちの中に根付いています。まちで様々な活動を行っている団体や個人からのお話を聞きながら、これからの展望や可能性を共有します。
今回のゲスト
■浅井 雅弘 氏(長者町スクール・オブ・アーツ)
■阿部 充朗 氏(MITTS COFFEE STAND、株式会社IMOM)
■江坂恵里子 氏(ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会プログラム・ディレクター)
■野々村浩史 氏(凸版印刷株式会社)
今回も、まずはゲストの皆さんよるショートスピーチからスタートです。
はじめに、長者町スクール・オブ・アーツ 浅井様です。
浅井さんと長者町の繋がりは2012年に遡り、あいちトリエンナーレやまちの活動への参加に加え、2019年には、「ART FARMing プロジェクト」を行っており、都市農業をテーマに51組89名のアーティストの作品の展示会を、錦二丁目のまちなか各所で開催されています。活動の記録誌はWEB上でも見ることができますので、こちらもぜひご覧ください!
続いて、MITTS COFFEE STAND、株式会社IMOM 阿部様です。
3つの会社と個人事業で展開されている活動についてお話いただきました。岐阜県美濃加茂市でのまちなかの拠点の立ち上げやインバウンド事業、長久手市と長者町で運営されている就労継続支援など、多岐に渡る活動の内容はすごく興味深いお話でした!
続いて、ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会プログラム・ディレクター江坂様です。
名古屋市のデザイン都市としての歴史や新型コロナウイルス感染症拡大という困難を世界のクリエイターたちはどのように乗り越えているのかといったお話していただきました。
(海外事例の一部)
●スコットランド: WEB上で展開しているユニークなまちづくりのアイデア募集とその実現
●モントリオール:ソーシャルディスタンスを考慮したストリートファニチャー など
最後に、凸版印刷株式会社 野々村様です。
野々村様には、企業として実施されている様々な文化活動のプロジェクトと錦二丁目での展開の可能性についてお話いただきました。
●活版印刷体験・マイノート作成
●VRコンテンツの展開
●絵本を通じた家族で楽しめる新コンテンツ
●DX-GATE(デジタル変革支援・共創空間)など
上記はお話いただいた事例の中のごく一部なのですが、多様なアート・文化活動の知見と錦二丁目のコラボレーションがこれから楽しみです!
ここからは参加者全員でのクロストークの様子をお届けします。
長者町スクール・オブ・アーツ 浅井様への質問では、まちにアートが受け入れられるまでの過程について質問がありました。その回答として、あいちトリエンナーレをきっかけにまちとの繋がりができ、そこからは人が人を繋げてくれるといった流れの中で、まちの人が活動を受け入れてくれたことが現在に繋がる大きな出会いになったとのことでした。
株式会社IMOM阿部様への質問は、カルチャーが地域に与える変化や関係の構築について質問がありました。その回答として、まちの有志で開催している「長者町ゑびす祭り」を介した繋がりやそれを支える人々、地域で生きる大先輩たちの姿や心意気に応えたいという思いがあったとのことでした。
ユネスコ・デザイン都市なごや推進事業実行委員会プログラム・ディレクター 江坂様への質問では、国内の事例や錦二丁目のポテンシャルについての質問がありました。その回答として、これまで長者町を含め、名古屋で行われてきたワークショップやツアー等の取組をご紹介いただき、あいちトリエンナーレをきっかけとしたまちの変化や都市の真ん中という立地は錦二丁目の大きなポテンシャルではないかとのことでした。
最後に凸版印刷株式会社 野々村様への質問として、カルチャーを通じた活動によるまちと企業の相乗効果についての質問がありました。回答として、企業の立場から新しいビジネスや経済活動を地域とともに進めていく、一緒に探っていくというところに企業が携わる意義を感じているという回答でした。
以上、テーマ別トーク#3 Culture & Resilienceの様子をお届けしました!
4週にわたって、オンラインで開催して参りましたキックオフイベントは今回で最後となります。
今後は、N2/LABの未来ビジョンの作成や個別テーマについて議論するワークショップ等を開催する予定です。
引き続き皆さまのご参加をお待ちしております!