#2 モビリティ N2/Labワークショップ 報告
日時:11月17日火曜日 18時半〜20時半
場所: imom space& zoom
主催者:N2/Lab(錦二丁目エリアプラットフォーム)
テーマ:「モビリティ」
【話題提供者】 株式会社neuet
今回は「モビリティ」をテーマに株式会社neuet様にシェアサイクルCharichariについての話題提供いただき、それに対してコラボ企画を参加者の方々から提案されました。会場には20名程が参加され、オンラインでも配信いたしました。
プログラム
1. はじめに 名畑恵氏(N2/Lab代表) 挨拶
2. neuet様からの話題提供
3. コラボ企画提案のプレゼンテーション
4. 参加者同士での意見交換会
1. はじめに
錦二丁目の20年にわたるまちづくりの中で、要となってきたのは「交通」でした。かつての繊維問屋街として栄えていた時期には、車道が拡幅されましたが、繊維が衰退した今では広い道路だけが残り、逆走車や自転車の暴走が起きるようになっています。錦二丁目では、地域の4割ほどを占める道路の活用法が大きな課題となっています。N2/LAB関係の皆さんとご一緒しながら、町内会や錦二丁目まちづくり協議会をはじめとする地域が一体となって公共空間や交通の課題に取り組んでいきたいと思います。(名畑(錦二丁目エリアマネジメント(株)代表取締役)
各参加者の自己紹介が行われ、今回は多種多様な企業の方々や大学院・大学生の方々も参加されました。
2. 話題提供
neuet田口さん 話題提供 Charichari(シェア自転車サービス事業)
アプリ一つで自由にお使いいただけるシェアサイクルのサービスを提供しております。2年前に福岡でサービスを始めました。7月に名古屋で開始し、9月から東京でもサービスを始めています。
名古屋は日本の大都市圏の中で自転車移動に適した地形です。道路が広いこともメリットです。車社会と言われていますが、実は自転車利用も全国の中では高くなっています。
3. Charichariさんとコラボ企画提案のプレゼンテーション
株式会社ホリデイズ 長谷さん
既にデリバリー事業をはじめているため、charichariさんとコラボすることで、配達員が隙間で働けるなど自由度が増すと思います。
凸版印刷 野々村さん
シェアサイクルを現代の騎馬にみたてて、戦国の歴史資産をめぐる企画はいかがでしょう。お得なチラシアプリ・Shufoo!とのコラボや、当社のフードロスへの取り組みとのコラボも企画できそうです。
錦二丁目エリアマネジメント(株)名畑
Charichariを利用するようになり、ちょっとした移動で公園に寄り道するなど、まちで新たな気づきをえるようになりました。そこで超短編小説を投稿する企画で、Charichariの知名度とまちの豊かさを同時にPRできる企画を考えました。ヘミングウェイの著書へのオマージュでプロジェクト名は「#移動祝祭日」はどうでしょう。
大ナゴヤ大学 学長 山田さん
+1drink 、+1advice(まちのアンバサダー)など、Charichariでの移動を価値に置き換える企画を提案したいと思います。
大日本コンサルタント(株)森田さん
鍵の端末を利用すれば、ロッカーや倉庫、ワークスペースなど、人がいなくてもできるシェアビジネスの可能性が広がりそうです。また、データを交通政策を決めるうえで活用するなど、データ活用の可能性も多様に考えられそうです。
neuet田口さん:目から鱗のご提案をありがとうございます。移動データは個人情報でもあり非常にセンシティブなデータですので、丁寧に扱う必要がありますが、共同で利用できるサービスの開発など、より便利になる可能性が色々あると思いました。ありがとうございました。
4. 参加者同士での意見交換会
参加者は興味のある提案者のところにあつまり、グループトークを行い、最後は全体で共有しました。オンライン参加者はチャット上での意見交換となりました。
「行政担当者が災害時にいち早く現場に向かうことができるのでは」「新聞社の記者たちがタクシーをシェアサイクルに切り替えるとよいのでは」など、様々な意見がかわされました。
さいごに
neuet田口さん
行政の方々との話し合いや皆さんとの関わりの中で、まちに溶け込めるようになり始めたかなと感じております。災害時の非常時ツールになることも再確認できました。利用者の皆様あってこそのサービスですので、厳しいご意見も含めて、これからも皆様のご意見をお寄せください。 よろしくお願い致します。
本日のワークショップでは、「モビリティ」を中心に展開されました。
ぜひCharichariを体験して、アイディアがありましたらN2/LABにお寄せください!
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